社内で人間関係が良好なチームがありますが、良好なことにより、互いに生産性をあげるために厳しいことが言いにくい状況があります。そういった中でも厳しいことを言うには、どう工夫するのがよいのでしょうか。
これは組織のマネジメントにおいて常に問題となることです。
集団心理の一つであり、深層心理にも近いため簡単には変えられません。
マネージャ全体のマネジメント能力を上げていくのが近道だと自分は考えます。
たとえばある商品をより良くするために資材調達部門や設計、開発部門、営業部門がぶつかるのは当然のことです。会社も同様で会社をよくするためと本気で思ったら意見がぶつかる方が自然です。
見せかけの良好な人間関係は、意見がぶつかった後ギスギスします。個人的に感情をぶつける態度なども出るでしょう。本当に良好な人間関係が構築されていた場合は、意見がぶつかり合って決定されたら後はノーサイド。
怨恨には発展せず次に進んでいきます。
それができる組織は強い組織であり、本当に良好な人間関係が構築されています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役