勤務態度が悪い新入社員に困っています。普段から肘をついて仕事をしているためキーボード入力が遅く、ウトウトしていることもよくあります。注意してパワハラ扱いされるのもバカらしくて見て見ぬ振りをしています。どう対応すれば良いでしょうか。
勤務態度の悪さの象徴として、肘をつくこと、居眠りしていることを挙げられたのだと思います。仕事中に居眠りしていては仕事が捗りませんので問題です。肘をつくことは食事中ならマナー違反ですが、仕事に直接悪影響を及ぼすものではないように感じます。「普段から肘をついて仕事をしているためキーボード入力が遅く~」とのご指摘。モニター、キーボード、デスク、椅子のバランスによっては肘をつきながら入力したほうが楽な場合もあります。キーボードの入力スピードが重要な職務の場合は、そもそも環境を整えていない時点で仕事のやる気がないと判定されることがあるかもしれませんが。キーボード入力が遅いことは問題ですが、肘をつくことに対する許容度は組織文化によって異なります。
ご質問者様は人事担当なのですから、見て見ぬふりをするなどもってのほか。現場をおさえて注意してください。なぜ、その態度が問題なのかを相手にわかるように説明してください。もし、ご質問者様の注意に合理性がないと判断されれば、その注意はパワハラと認定されるでしょう。しかし、休憩時間以外に居眠りをすることを正当化するのは難しく、注意の正当性は認められるはずです。肘をつくことの問題点についてはしっかりと理論武装して臨むべきです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員