静かな退職について、貴社はどのようにお考えでしょうか?当社では賛否が分かれており、対策をするべきなのかと検討中です。
これは会社としての立場ではなく、あくまで私個人の意見です。
やる気の有無は、正直それほど重要ではないと考えています。静かな退職であろうと、高いエンゲージメントを持っていようと、最終的に成果が出るかどうかが重要です。
静かな退職の定義にある「必要最低限の業務」を確実にこなしてくれるのであれば、十分に戦力になります。経営サイドから見て「なぜこの人は会社に居続けているのだろう」と思われる人は、この「必要最低限」すらできていません。これは多くの会社で共通して見られる状況だと思います。
個人的には、3回連続(約1年半)でマイナス評価を受けた場合は、本人にとっても会社にとっても退職した方が良いと考えます。そういう人が突然活躍し、組織の中心人物になるケースを自分は見たことがありません。評価の低い仕事に時間を費やすほど、人生は長くはないと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役