圧迫面接にならない程度にストレス耐性を面接で見抜くのに適した方法を教えてください。
自分はこれまで何度も述べてきましたが、面接でストレス耐性を確認するのはほぼ不可能だと思っています。
中には「圧迫面接で耐性を見る」といった手法を取る企業もありますが、これはまったくの論外です。候補者に不快な思いをさせ、企業価値を下げるだけで得られるものは何もありません。
そもそも、どんな人でもストレスを抱えています。
重要なのは「ストレスを感じない人を採用する」ことではなく、「ストレスとどう向き合い、どうマネジメントしていくか」を理解することです。
- どういう状況でストレスを感じやすいのか
- そのストレスをどのようにコントロールしているのか
- ストレスを受けた後、どう回復していくのか
例えば
こうしたストレスマネジメントの点を面接で質問しても、あまり意味がありません。
面接という限られた状況で観察できるのは“面接そのもの”に関するストレスや対人関係への反応だけだからです。
本当のストレス耐性は日常業務の中で初めて見えてくるもの。面接で測ろうとすること自体が無理のある話なのです。
このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役