最近の画像処理技術がすごく上がり、履歴書の画像と目の前の顔が別人!とまでは言いませんが、よく見ないと確認できない応募者がいます。
ズルをしているように見えてしまってそういう応募者をなんとなく少し低い評価にしてしまうのですが、評価は別と考えるべきでしょうか?
生成AIで画像や動画を作成できる時代です。履歴書の画像データの修正など簡単にできるでしょう。実際の面接場面では、修正していなかったとしても、履歴書写真と実物とで印象が全然違うことも多々あります。
ネット上の就活アドバイスによると、履歴書の写真における「修正(盛り)」は、本人と認識できる自然な範囲(肌補正など)であれば許容されることが多いと書いてあります。もちろん行き過ぎた加工はNGですが、肌のトラブル補正、写真全体の明るさや色合いの変更、清潔感や健康的な印象を出す調整、軽微なヘアスタイルの修正は可ということです。これらは、採用担当者に清潔感や良い第一印象を与えるための「身だしなみ」の一環とみなされることが多いためです。一方でNGな「盛り(加工)」は顔のパーツの変形、別人に見える加工などで、面接時の本人確認に支障をきたします。
履歴書の写真の本来の目的は、応募者が本人であることを確認することです。この目的を損なうような加工は避けるべきです。
写真を見て違和感を覚えた場合はあくまで印象の差と考え、合否や面接の評価点には入れないことです。大切なことは、その違和感を前提に、行動や受け答えを丁寧に見る、注意深く観察するということです。直接的に「写真と実物ではまるで別人だね」といった発言は厳禁です。「周囲からどんな印象を持たれることが多いですか?」といった質問などで、自己認識の度合いなどを聞き出しましょう。
誤った情報によって、応募者側が「写真を盛った方が受けがいい」と勘違いをして過度な加工写真がどんどん増えるようであれば、募集要項に「過度な加工は不要です」「本人確認ができる程度の自然な写真を推奨します」と明示をするのも抑止力になるのではないでしょうか。
このコラムの担当者
奈良 学
代表取締役社長