コラム

人事コンサルタントの視点

事例:オーチス 社員の教育研修

公開日:2017/08/07

このコーナーは、当社がライセンス契約を結んでいるCEB SHL Talent Measurementがお客様に向けて発信している様々な情報を日本語に翻訳してご紹介するものです。主に広報誌やユーザー向けネット配信、HP、プレスリリースなどから記事をピックアップしています。海外の人事の現場でどんなことが話題になっているのか、人材マネジメントに関して海外企業はどんな取り組みをしているのかをお伝えすることで、皆さまのお役に立てればと願っております。
今回は、アセスメントセンターの導入事例をご紹介します。

オーチス 会社概要:

  • 世界有数のエレベーター、エスカレーター、動く歩道のメーカー
  • 社員数61,000人。うち53,000人は米国国外
  • 200以上の国・地域で製品を提供

オーチスは顧客満足度を向上させ続けるための戦略立案・実行に支援を必要としていました。我々のチームが、シニアマネジメント層に必要なスキルを見分け、改善させるためのアセスメント&ディベロップメントセンターの開発をお手伝いしました。

オーチスは、「顧客満足度を途切れることなく向上させる」という目標に向けて会社を動かすための戦略の開発・実行を支援するパートナーを探していました。CEBのSHL Talent Measurementコンサルタントがオーチスのマネジメントチーム及び人事スタッフと一緒に、シニアマネジメント層に求められるスキルの診断・改善に着目しました。

オーチスはSHLのアセスメント&ディベロップメントセンターのサービス(コンサルタンシー・市販エクササイズ)を導入しました。そこではオーチスのマネジャーをアセッサーとして訓練することはしませんでした。マネジャー自身がセンターの参加者だからです。SHLのチームがCommercial Operation部長やそのチームと緊密に連携して動き、評価するコンピテンシーの優先順位を決めました。職務分析手法とPMC(Perspectives of Management Competencies inventory)を使って、対処すべき重要分野の相対的な重要度が決定されました。

重要なコンピテンシー領域の全てが発揮される機会があり、同時に参加者全員に個別のフィードバックセッションを組み込むよう、センターは設計されました。SHLの市販エクササイズの中から、オーチスのコンピテンシーやマネジメント役割に関連するものが選ばれて使われました。

外部の客観的な視点を取り入れ、重要コンピテンシーに基づいた行動計画を作成できるよう、我々のチームによって詳細な個別フィードバックがなされました。

オーチスの人事部長Tutch Shirane氏は次のようにコメントしています。「このディベロップメントセンターはプロセスの第一歩です。必要なスキルについて下準備としての効果的な評価を与えてくれました。信頼できる情報を提供してくれ、そこから個人が能力開発計画や具体的なトレーニングプログラムを作成できました。一方、会社はグループレベルでの強力なデータを入手できました。」

アセスメントセンターとディベロップメントセンターは、ロールプレイやプレゼンテーションなど複数の手法で候補者の強みと弱みを明らかにするプログラムです。評価に主軸のある場合にアセスメントセンター、能力開発に主軸のある場合にディベロップメントセンターと呼ばれます。

堀 博美

このコラムの担当者

堀 博美

日本エス・エイチ・エル株式会社

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