在宅勤務で若手の育成効果を最大化する方法はありますでしょうか?
定期的にコーチ、メンター、上司、指導者、育成担当に仕事ぶりをさらす機会を作ることです。
仕事は行動によって前に進みます。育成の目的は行動を正していくことにあります。行動を正していくためにはフィードバックが必要。フィードバックのためには観察が必要。観察者は対象者を見られる場所にいることが必要。となると仕事ぶりが見えづらい在宅勤務は育成に適した環境とは言えません。在宅勤務でも仕事ぶりがよくわかる職務や環境であれば、在宅勤務であっても支障はありませんが、そのようなケースは少ないと思います。ですから、定期的にオフィスや現場など他の人がいる場所で仕事をする必要があります。育成対象の若手社員にオフィス勤務をさせるだけでなく、指導役の方にも同じ場所に来てもらい、観察してもらう必要があります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員
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