当社の中途採用にエントリーしてきた20代の応募者が過去に5回転職しています。定着性が不安です。適性テストを活用する方法はありますか?
適性テストを用いることで、定着性を予測すること、入社後に定着を促すことが可能です。
定着性の予測には、応募者の職務適性と組織適性を正しく評価する必要があります。入社後すぐに活躍できたり、すぐにチームになじむことができたりすれば、早期に退職することは少ないでしょう。知的能力検査とパーソナリティ検査を用いることで職務遂行に必要な能力やコンピテンシーの発揮可能性を把握できます。5回転職した理由をそれぞれ確認し、個別の問題に対処したうえで、選考を行ってください。
入社後の定着促進には、オンボーディングの取り組みが不可欠です。適性テストの情報を用いて、強みと弱みを把握し、最適な能力開発プログラムや実務支援を行えば、短期間での戦力化が見込めます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員