一般論として早期退職される方の傾向を教えて欲しい。
「早期退職するタイプ」を一般論として論じることは無理があります。
個々の企業において早期退職する人の理由が違うからです。またA社で早期退職した人でも次のB社では永く勤務することはよくあります。御社で、もし早期退職が問題となっているのであれば、是非早期退職した方全員に人事が退職理由をヒアリングすることをお勧めします。理由を洗い出してその組織特有の文化風土が問題、引き金となっているのか、早期退職する側の個人的な問題なのかを分析する必要があります。
個人の場合は、概ね本人の価値観と会社業務とのずれが原因となります。採用時点で価値観のすり合わせができていないと、早期退職に繋がります。
この意味で、敢えて回答するなら、自分の価値観が一般人とかけ離れている人、価値観を持たずに常にまわりに流される人は、その傾向があるかもしれません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長