自分の子供が選考に不合格になった理由を人事部宛に問い合わせしてくる親がいる、という話を聞く。こういった親に対して、どのように対応をすべきか。
「当社としても、毎年採用ラインぎりぎりの学生を落とすべきか合格させるべきか本当に悩みます。採用予定人数に制限がなければ、そうした学生さんに入社いただきご本人の実力を拝見したいところです。ただ、今回ご両親様からこうしたご連絡をいただき、そちら様のご子息(ご息女)を採用しないとの判断は正しかったと確信できました。当社では、就職活動とは、社会人として一本立ちしていける準備のできた学生がすべきものと考えます。ご両親からこうしてご連絡いただくことは、残念ながらまだその段階にはないということを表したものと理解します。確認材料をいただきありがとうございました。」と私なら答えたいですね。
実際は「合否に関わらず、ご本人にも選考結果の理由について説明しておりません。悪しからず。」と言うのでしょうが。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長