ヴァイタリティの高さを評価しようと過去の経験を聞き取っても、自分で目標を立てて行動した経験が無い学生が多い。経験が無い=ポテンシャルが低い、と判断してよいのか悩みます。
人は得意なことや好きなことをやり、苦手なことや嫌いなことをやりたがらない特徴があります。したがって、経験がないことは苦手であるか嫌いであるかのいずれかを表しています。
「好きこそ物の上手なれ」を踏まえると、経験がないことはその面についてレベルアップの機会を持たなかったと解釈できます。一方、「下手の横好き」を踏まえると、経験が多いからといって必ずしもレベルが高いと解釈できません。経験の内容をしっかりと吟味して判断してください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員