コンピテンシー面接で気をつけなければいけないポイントがあれば知りたい。
まずは、基準としてのコンピテンシーを持つこと。これがないと主観面接になってしまいます。
次に、事前仮説を持つため被面接者全員に適性テストを受検してもらいます。事前情報の質と量が面接の精度を決めます。先入観になるので面接の際に極力情報を持たないという方がいらっしゃいます。仮説と先入観は異なります。新しい発見によって変化するのが仮説であり、事前情報によって作られる変えることができない強い信念を持つことが先入観です。
最後に、コンピテンシー面接は厳しい面接になりがちなので、面接官は常におだやかな雰囲気作りを意識して面接を進めます。雑談から入り、相槌などで共感を示し、ゆとりのあるペースで質問し、最後には感謝の意を述べます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員