エンゲージメントが流行っているようですが、採用時にも見られるものでしょうか、また見るべきでしょうか。
「エンゲージメント」とは、「会社」と「社員」が一体となって双方が成長することに貢献し合う関係を指し、会社に対する単純なロイヤルティーや帰属意識とは異なるものとされます。わかりやすく言えば、上下の関係ではなく「Win=Win」の関係ということでしょうか。エンゲージメントが高い組織は長期的な業績向上が期待できます。エンゲージメントの高い組織を作るためには、仕事を通じて個人が持つ志向性や価値観を把握し組織として共有することが大切ですので入社後のアセスメントセンター実施が有効ですが、採用時においても、その人にとって適性のある職務かどうか評価することで入社後の「エンゲージメント」をはかることが可能です。適性が低く高いパフォーマンスが期待できないような仕事であれば、その人もストレスを感じるでしょうし、高い「エンゲージメント」は期待できませんので。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長