社で働くうえでの「想い」を共有・浸透させていくことが非常に重要だと考えている。社員ひとりひとりに「想い」を浸透させていくためにはどのような策が効果的か?
組織風土は常に上から下。
トップからのメッセージと行動がその企業の組織風土を決めます。「想い」や「志」の類は組織風土の一部になります。
スローガンや社是、コピー、CIなど緩いメッセージから社内公用語を英語にするような強烈なメッセージまでやり方はいくつかあります。それらを内外に出してトップ自らがそのメッセージに合った一貫した行動を取れば徐々に浸透していきます。
他にもトップが考える「社員はこうあるべき」という人をマネージャーに選抜していく方法なども有効です。社内の制度(人事考課、配置や昇進)などにメッセージを込めることも可能です。
ある程度組織固まってくると、順応できない人が抜けていくため、さらに強固(極端という意味ではない)な組織風土になります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役