コラム

続・人事部長からの質問

2011/02/18Q.655

海外で活躍できる人材を見極めたいのですが、どうすればうまく選抜できますか。

ある研究によると海外勤務の失敗率は40%にもおよぶといわれています。質問者様の関心は、グローバル化が加速している日本企業全体の関心です。

選抜の基本原理は、国内の仕事と同様です。職務分析により求められる要件を定義し、要件と関連する評価手法を選考に用います。最優先されるのは、国内と同様に職務上必要なコンピテンシーですが、今回は海外に焦点をあてるため、この点についての説明は省きます。
海外勤務にうまく適応する性質を異文化適応性といいます。その中の重要な要素は以下の通りです。

  • 文化による違いを察する感受性
  • 自分の行動を合わせようとする適応性
  • 外国語の学習能力
  • 非言語情報から感情を読み取る情緒的知能
  • 情緒的安定性

採用選考や社内選抜に上記の基準を加えてください。
具体的な選考方法としては、外国語の語学力テスト、パーソナリティ質問紙、客観面接、グループ討議などが有効です。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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