若手社員への「失敗」への対応について、どういった対応が望ましいのでしょうか。失敗こそ成長の源ともいえますし、かといって何も注意しないのもどうかと思いますし……。
行動や結果について自分の持っているボーダーラインを超えた場合は「叱る」必要があります。
ボーダーラインは変えず一貫した態度が必要です。一貫した態度で対応すればいずれ口で言わなくても相手に伝わり、それが組織内で広がることで組織風土が作られます。
また「怒る」のではなく「叱る」という意識も必要です。感情に任せて怒っていると怒りが呼び水になって他の怒りがわいてきます。多少感情的になってもかまいませんが、相手が理解できる叱り方をしてください。
最後に古い失敗を引っ張り出して「叱る」のはやめるべきです。
いつまでも失敗を叱られる組織ではだれもチャレンジをしなくなります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役