内定者のフォローの一環として、内定後に若手社員との面談を検討しています。内定者との面談時、注意するべきことは何でしょうか。
まず内定者側が聞きたいと思っていることを事前に整理しておくこと。若手社員に対して想定問答をそれなりに用意しておくことです。内定者が聞きたいことは、概ね「入社前までにやっておいた方がよいこと、入社後先輩の若手社員が苦労したこと、入社3年目程度の若手社員のこれまでの仕事内容とこれからのキャリアイメージ」などいずれも自分が不安に思っている点だと思います。若手社員に画一的な返答や偽った返答を指示することはいけません。「あくまで、自分も同じような不安、心配があったが、今は充実感を持って仕事している」ということが内定者に伝わるように正直に話して下さい、という注意でよいのではないでしょうか。もちろん面談させる若手社員には、後輩の手本になる人を選んで下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長