社員を大切な場面でしっかりやり遂げられる本番に強い人材に育てたいと思っています。何か良い方法はありますか?
本番に強い人材というのはパーソナリティ(メンタル面)に依存します。
プレッシャーの掛かる場面で本来の能力以上の力を発揮するか、反対にプレッシャーのせいで能力を発揮できないか、この違いです。
野球の世界ではチャンスに強い打者をクラッチヒッターと呼び長嶋茂雄は伝説的かつ典型的な選手でした。この要素は持って生まれた部分が多く、単純な育成には向きません。
定期的にチャンスをあたえて適性を見極めていくのが良いと思いますが、仕事においてもチャンス(又はピンチ)というもの自体が巡り合わせ(運)の要素を持っており簡単にはいきません。
会社としてチャンス(機会)を作り、あとは自然発生的に誕生を待つのがかろうじて出来ることだと思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役