採用チームに厳しい残業削減命令が出た。学生と接する時間や短期決戦を考えると、どうしても難しいことがある。何か良い策はあるか?
解決策はないですね。採用繁忙期に時間外勤務を認めてもらい閑散期にはゼロにするか、時差出勤で人事部員がお互いにカバーし合うしかないでしょう。採用は、他社との人材獲得競争でもありますので、「自社だけが選考の繁忙期にも通常時間内体制では良い人材が他社に採られてしまいます」と訴えてみて下さい。実際、会社説明会で地方に連日出張したり、土日の開催を集中して行えば振替休暇分が溜まりますが採用繁忙期では消化するのもシンドイということでしょう。
ただ見方を変えて「会社全体が残業時間ゼロを目指して推進しています。当然採用チームも同様です。応募者への連絡も平時の勤務時間中に行います。」というようにアピールしたら学生には受けるかもしれませんよ。残業の多すぎる会社は嫌われますからね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長