2011/12/27Q.865
他社の人事担当から、現社員に対してアセスメントを実施していると聞いたが、どのような活用方法があるのか?
現社員に対するアセスメントデータは「タレントモビリティ」に活用できます。タレントモビリティとは、SHLが提唱する新しい概念で、事業目標を達成するために効果的な人材の活性化と育成や効果的な配置と昇進等を表します。
具体的には以下3つの活用があります。
- タレント・オーディット(社員能力棚卸し)
現有社員の能力と求められる能力のギャップを明らかにします。
求められる要件を定義し、社員の能力を評価します。ギャップを明らかにするだけではなく、優秀人材をベンチマークできます。 - サクセッション・プランニング(後継者選抜)
現有社員のより上級職に対するポテンシャルを明らかにします。
潜在的なハイフライヤーを見つけ、彼らの将来の希望、強み、適性を測定し、将来の事業目標達成のために適材を活用します。 -
社員能力開発
社員の能力開発すべき要素を明らかにします。
組織や個人が開発すべき能力を明確にして、適切な能力開発計画の立案、進捗管理を支援します。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員