中堅住宅資材メーカーの人事部員です。単純な疑問です。
1人のマネージャーが管理できる部下の人数って何人が限界でしょうか?力量とか経験による部分もおおいとは思いますが、ぜひ具体的な人数とその理由をあわせて、教えていただきたいです。
個人的な考えですが、現場に近いマネージャーであれば部下は6人が限度ではないでしょうか。単純に1人に対して指導に費やせる時間の配分を考えても6人であれば、1日2名と面談しても3日間で終わります。全体に対してのミーティングを別に持ったとしても1週間の間に各メンバーに対して必ず指導、アドバイスができます。もちろん会議が多ければマネジメントができるというわけではありませんが、マネージャーが部下がいつでも聞きたいことを聞ける雰囲気を持っているということは大切なことです。またこの人数であれば、マネージャーを補佐する役割の主任クラスの人間を配置せず直接指導でき部下とのコミュニケーションも濃くなり、部下も直接マネージャーの行動、発言を見聞きし自分で吸収できますので結果として部下の成長スピードも速くなります。
これ以上の人数、例えば8人では、目が行きとどかず往々にして4人づつの2チームに分けそれぞれにチーム長を置いての管理になりがちです。こうなるとマネージャーの考えがメンバーに直接届かなくなります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長