外国人の新卒採用時に、通訳者を用いる面接を検討していますが、正しく評価できるのでしょうか。
当然通訳者が正確に面接官、被面接者の発言を通訳できなければ評価はできません。被面接者は、どうしても通訳をみながら応答することになりますから自分の言っていることがきちんと伝わっているか不安な中での面接となります。また質問と回答とに時間差が生じ、即問即答や臨機応変の返答などは引き出しにくいシチュエーションとなりがちです。あまり多くの点を通訳を通じた面接で確認しようとせず、事前に面接で聞きたい内容を文書でやり取りし、通訳が訳した訳文を見ながら重要なポイントを確認していくという面接が実効的だと思います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長