コラム

続・人事部長からの質問

2012/02/16Q.896

メールや報告書などの文書の書き方が良くない新人が多数います。文字を通じたコミュニケーション能力の有無は、パーソナリティ結果と相関が見られますか?

分析したことが無いので解りかねますが、ほとんど無いと思います。

ご質問には文書の書き方とコミュニケーション能力と2つの能力を併記されています。確かに文章はコミュニケーション能力の一部ですが割合が小さすぎます。

メールや報告書の書き方については概念性と書き方のスキルが重要です。概念性はパーソナリティと関連性があります。書き方のスキルは本人が努力すれば直ぐに身につきます。近年は書き方のスキルを家庭や学校で指導しないため身につけていない人の方が多いということは自分も感じます。

次にコミュニケーション能力というのは複雑な能力の要素から構成されていることと、この能力の定義が曖昧なため分析するのが困難です。

自分が考えているコミュニケーション能力の定義は、こちらの意思を相手が受け取って理解して行動してくれることだと考えています。「解った」といっても行動が伴わない、すぐにやってくれると思ったけど何日も放置する、想定外の対応をするなどは例え共通言語を使っていてもコミュニケーションは取れていないと思います。たとえばイルカショーはイルカとトレーナーのコミュニケーションは出来ている。トレーナーのコミュニケーション能力(そのイルカに対しての)は高いと考えられます。人間同士にも同じ事が言えると思います。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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