成果が出ない社員がいる。自分の強みより弱みばかりが気になっているようだ。
どのように育成していけばよいか?
成果が出ないのには理由があります。能力が弱い、意欲が弱い、運が弱いのいずれか、ないし全てです。
まずは成果が出せない要因を発見しましょう。仕事をプロセスに分類し、失敗しやすいポイントとその要因(能力、意欲、運)を明確にします。
要因が能力の場合は能力を補う支援が必要です。他の人が手伝う、別の人にやってもらう、強力な武器を渡すなど即効性のある対策をうってください。スキル向上の研修は効果が出るまでに時間がかかりますのでお薦めしません。
要因が意欲の場合、カウンセリングが必要です。意欲低下の要因を突き止め対策を打ちます。異動の可能性も考慮します。
要因が運の場合、禊、願掛け、神頼み、座禅、荒行で乗り切りましょう。
自力でエンジンがかからない人には、成功体験で自信をもってもらい以下のサイクルを作ります。
- 成果が出れば自信を持てる。
- 自信があればチャレンジできる。
- チャレンジすれば失敗する。
- 失敗すれば成長する。
- 成長するとより大きな成果を出せる。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員