人事アセスメントの限界を教えてください。
アセスメント(評価・査定)をしたところで、予測であってそれなりの統計誤差が含まれるということです。
野球で言えば相手の先発にあわせて相性の良い打者を並べる、可能な限り3割バッター(ハイ・アベレージヒッター)を揃える、などの対策を取っても次の試合で打線が爆発するわけではありません。
野球のドラフトでもドライチが活躍するとは限らないように所詮予測なのです。
では無駄かと言えば、そうではありません。渋谷の交差点でランダムに若い人を集めてもプロで通じる可能性はほとんどないように「一定水準」を超えた層で初めて成功の可能性が出てきます。それがドラフト候補でありアセスメントはそういった閾に対して非常に有効に働きます。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役