開発部門が強い会社で、技術が会社を支えていると考える社員が多く採用や教育が軽んじられる風潮があります。スキルだけでなく人材の志向や適性も大切だと分かってもらうにはどうしたらよいでしょうか?
技術を尊ぶ会社を継続するのであれば人材の確保は通常の企業より相当苦労していると思います。
考えるまでもなく人材の志向や適性に当てはまる人の方が技術の要件を満たす人材より圧倒的に多いからです。
軽んじられたとしても今まで上手くいっていたのであれば問題が顕在化するまであまり大きく動かさない方が良いでしょう。
自分の経験上、技術を尊ぶ会社が適性を軸に基準を変えていく場合、それなりの時間をかけないとかなりの確率で失敗します。どのくらいの時間で認知して貰うか十分な計画を練る必要があります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役