育成担当に向いていない人ってどんな人ですか?
- 人をタイプで分けたがる人(血液型占いなどが好きな人)
- 朝令暮改を正当化の理由にする人(過ちを認めない人)
タイプ分けが好きな人は人間を観る、観察する能力がありません。
AさんはXだからと決めつけることでチャンスを与えず可能性を減らします。人は伸びないという視点で接すればその人は伸びづらくなります。教えても無駄と思えば教える熱意も減衰します。なにより教わる側がそのことに気づきます。
人間は自分が理解しやすいようにどんなものも単純化します。それはすべてが悪い事ではありませんが、人を育成する上では可能な限り排除する必要があります。人は一人一人異なります。100人居たら100パターン、1000人居たら1000パターンと考えられることが最低条件です。
次に朝令暮改を正当化する人です。
方針変換など育成担当が簡単にやってしまって、どうやって教わる人からの信頼を得られるのか。しかし、自分の判断ミスなどを正当化するために朝令暮改を「善」とする育成担当がいるのも事実です。
信頼の無い育成担当から言われる指摘など反発を生むだけで虚心坦懐に受けろ、というのが無理です。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役