コラム

続・人事部長からの質問

2013/05/22Q.1206

新卒採用時、学生時代の成績を重視する企業が減ったと思います。卒業見込みだけ確認出来れば良いという発想だと思うのですが、そのわりに面接では学生時代の勉強のことをやたら聞くのは矛盾していると思うのです。いかがお考えでしょうか?

私の時代は、4年次の10月1日からが就職活動開始日でしたので、3年次までの成績を記載した成績見込み証明書を応募先企業に提出していました。後は、面接時にゼミや卒論の内容をヒアリングすれば、その学生の卒業時のおおよその学業成績がわかるようになっていました。

最近は3年の秋から就活が始まるようになり加えてネットエントリーが当たり前になってこうした学業成績関連の書類提出がなくなりました。日本は受験競争社会と言われるのに最高学府の成績が就職の際に重視されないとは本当に不思議です。

今の大学生は勉強しないものだと人事側がはなから決めつけていたり、入社後の活躍ぶりと学業成績は関係ないという企業側の判断からなのでしょうか。学業成績で順位を付けると女子学生が上位に来て、男子学生が見劣りするからでしょうか。

面接で聞く内容も「学生時代に注力したこと」であって「学生時代に何を勉強したか」はあまり聞いていないように思います。学業内容が重要視されるのは理工系ぐらいになってしまいましたね。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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