論理的ではないけれども話が分かりやすい人は何に長けているのでしょうか。
論理的なのに何を言っているのかわからない人がいるのですからその逆もいるということでしょう。
本来は「論理的=話のわかりやすさ」なのですが、これがずれてしまうケースを考えるといくつか思い当たります。参考までに箇条書きにしておきます。
1)感情
テンションが人と違う。会話などで言葉を伝えても聞く姿勢になっていなければ単なるサウンドにしか聞こえません。相手が自分の予想の範疇を超えるテンションで話をされると警戒や恐怖で聞こえなくなる。反対に相手が受け入れやすいテンションで話すと理路整然としていないことでも頭に入りやすくなる。
2)知識
話し手が相手の知識水準を意識して話をしている。小さい子供なら誰しもすることだが、大人相手だとついつい相手の知識レベルを無視して話をしたがる。これが最悪。相手の知識レベルにピッタリの話は当然受け入れやすい。
3)話術
話にはリズムがあり、早すぎても遅すぎても聞こえにくい。
また声質によっても聞こえやすさには大きな差がある。
強調するところのメリハリなど話術は一定の効果がある。ナンセンスなコメディなどはこの話術が無いとまったく面白くない。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役