2016年卒の学生から採用スケジュールが変更になって、人事部・学生ともに短期決戦となると思います。短期で学生に動機付けを効果的に行う方法はあるのでしょうか?
短期という点では、説明会に呼び込んだ時に、学生にどれだけ情報を伝え理解してもらえるかがポイントです。しかも、こちら側の伝えたい情報と学生の知りたい情報は必ずしも一致しません。今年の内定者によくヒアリングして、いつのタイミングでどんな情報を学生側が欲しているかを分析し、準備しましょう。業界、職務内容によっても異なるはずです。またコンテンツはもちろんですが、伝える主体も人事の上級社員などではなく、若手社員、内定者(入社予定者)など学生目線が理解できる社員にお願いして下さい。
なお、「短期にしない」方法もあります。大学1、2年生からインターンシップを受け入れる。母校へのOB・OG訪問を頻繁に行い、社会人として学生へのアドバイスをすることで、自社への興味を持ってもらう。こうしたやり方であれば、長期的な人材採用手法にもつながるはずです。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長