リクルーター制度を始めようと思っています。 リクルーターには限りがあり応募者の学校が絞られてしまうという印象があるのですが、実際はどうなのでしょうか?
一口にリクルーターといっても、会社ごとに役割が違います。多数のリクルーターが動く金融や商社などでは、リクルーターとの面談が実質的な1次面接の場合がありますし、特定の大学・学部、ゼミ・研究室からの採用のために自社に興味のある学生を集めるためにリクルーターとして自分の出身のゼミ・研究室に出向いて行く場合もあります。エンジニア採用ではこのケースが多いでしょう。
御社では、どのような役割をリクルーターに期待しているのでしょうか。人物評価ですか、入社への動機付けですか。後者であれば、学生の意識に近い社員として若手社員をリクルーターとして動かす場合が多いですから、出身大学、大学院にこだわらず学生側が興味を持っている仕事(業務)内容に応じたリクルーター社員を応対させるやり方もあります。こうすれば学校が絞られてしまうこともありません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長