グループワークを実施の際、大学院生と大学生でグループを分けたほうがいいでしょうか。どうしても、大学生の中に1名でも院生がいると、院生が仕切ってしまう傾向がみられます。良い方法があれば教えてください。
大学生と大学院生を異なる職種で募集したり、それぞれに異なる採用基準を持っていたりするのであれば分けて行うべきです。同じ職種での募集や同じ基準での選考を行うのであれば同じグループで実施するべきです。
グループワークはコンピテンシー評価のための行動観察演習であり、その演習で見られた言動のみを評価します。ご指摘の現象は大学生よりも大学院生の方がリーダーシップを発揮する人が多いことを表しています。リーダーシップを採用基準とするのであれば、そのまま選考判断を行っても何ら問題はございません。
大学生と大学院生のグループワークにおける行動の差は入社後のパフォーマンスと関係がないと判断されるのであれば、グループワークという選考手法をやめるべきです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員