弊社では能力は実戦で伸びると考えており、新卒採用選考ではどれだけ働く意欲があるかを見極めたい。そのような場合でもパーソナリティ検査を実施する意味はあるのか。
働く意欲を見極めるのは、仕事の能力を見極めるよりはるかに難しいことです。この難題を面接だけでどうにかしようとするのはリスクが大き過ぎます。面接では誰しも意欲的な言動をとります。面接で意欲的であることと実際の職場で意欲的であることは関係ないものと思ってください。こんな時こそぜひ適性検査を活用しましょう。
働く意欲を見極めるにあたって、大事なことは2つです。
一つ目は、応募者がどのような環境や条件で意欲的になったり、意欲を失ったりするかを把握することです。このためには当社のモチベーション検査MQを使ってください。この質問紙は、受検者の意欲発現要因を18の側面から予測します。自社や仕事の内容や環境が受検者を意欲発現要因にマッチしているかどうかを確認してください。
二つ目は、自信が意欲を作るので、仕事の適性を把握することです。この場合はパーソナリティ検査OPQを活用してください。職務遂行のためのポテンシャルを持っているほど早期に成果を出すことができます。よい結果を出せば自信を持てます。自信があれば意欲的に行動できます。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員