一次面接官と二次面接官で面接評価ポイントが矛盾しているように感じます。この状態に対し、何から手をつけてどのような状態にするのが良いのでしょうか?
面接評価ポイントが矛盾していることをどう捉えるかによって対応は異なります。
両立しづらいがいずれも必要な性質をそれぞれの面接で評価しているのであれば、現状のままで問題はございません。
面接官の好みによって毎年評価ポイントは変わるが、今年は一次面接官と二次面接官が正反対の特徴を評価していたため、一次で評価が高い人がことごとく二次で不合格となり、結果的に会社として求める人材が採用できなかったのであれば、手を入れなくてはいけません。
後者の場合は、会社として求める人材要件を明確化し、各選考プロセスでどの要件を評価するかを決め、各段階の面接官には何をどのように評価すべきか、どの水準を合格ラインとするかについて説明する必要があります。このような方法を用いたとしても、矛盾がすっきりと解消されるかどうかはわからないところが面接の難しさなのです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員