弊社の最終面接は、部門の部長と役員(合計5人)に対して、学生1名という形式をとっております。合否出しをする際には、5名+人事担当で協議をするのですが、面接官の中に1人意見が強い人がおり、周りの人もその人の意見に流されてしまう傾向があります。そういった場合は、どのように改善していけば良いでしょうか?思い切って、面接官から外すという方が良いでしょうか?
協議するのは、あくまで多面的に人材を評価するためであり、強く意見を主張する人も面接官の1人にすぎません。協議後に合格、不合格を多数決で決めるか、人事担当役員か最上位役員(通常は社長)の決断に任せれば良いのではないでしょうか。
あるいは、5名の面接官に面接終了後に面接シートに合否を記入してもらい回収、集計後は協議があっても各面接官は結論を変えないというルールにする方法もあります。
意見の強い人を外しても、次に同じような人が出てきます。まずは、面接官の評価項目、評価基準のすり合せと面接手法の再検討から手をつけてはいかがでしょうか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長