選考で「問題解決力」を評価するための手法にはどのようなものがありますか?
問題解決力は、論理的思考力や分析力の兄弟のような能力です。この能力が強い人は、問題を正しく捉え、解決のために必要な情報を収集し、筋道だった考え方で複数の解決策を作ることが出来ます。
測定方法として最も妥当性が高いのはシミュレーション演習。中でもファクトファインディング演習が適しています。この演習は、架空の会社を舞台に部下からトラブル発生の報告を受けた上司役として、情報提供者へのインタビューを通して情報収集し、トラブルの解決策を作る、というアセスメント手法です。受検者は専門アセッサーの行動観察によりコンピテンシーを評価されます。
次に適しているのが論理的思考力を測定する知的能力テストです。
次は、パーソナリティ検査を用いたコンピテンシー面接です。
一つの手法ではなく、複数の手法で能力評価を行うことが選考の鉄則です。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員