新卒の応募者に対し、選考内で志望意欲を上げていきたい。他社でうまくいっている事例はありますか。
通常の採用選考でも選考が進めば入社意欲は高まります。
不合格になったところより合格したところの方に好感が持てるのは認められた実感が多少なりともあるから。人間の心理的側面の一つです。これで意欲が高まらないなら相当質の悪い選考をしていると思います。
次に合否連絡のスピード。面接まで進んでいればどんなに遅くとも5日以内くらいには出したいものです。時間が経つと「認められた」という実感が薄くなることと企業の誠実さが疑われるからです。
選考中に志望意欲の上がる企業は概ねこういう面を大変気をつけています。
また面接官や採用担当など応募者と接する人の好感度、面接会場の清潔感なども大いに影響があります。志望意欲を上げるのが上手な企業は気を遣っています。
内定を出した後の承諾率がバロメータになります。
※但し、承諾率は高すぎてもよくない。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役