コラム

続・人事部長からの質問

2014/12/10Q.1591

一生懸命やっているが自分のことで精一杯で、まわりが見えていない若手社員がいる。どうやって教育するといいかアドバイスをいただきたい。

ご質問からの様子では、せっかく本人は一生懸命やっているのに、周りとのペースが合わなかったり、自己流から簡単なミスをしてかえってチームの足を引っ張ってしまっているという感じでしょうか。
このような若手は、他人のアドバイスを受けることがマイナスに評価されると勘違いしています。若いうちは、むしろ他人(先輩社員)から効率的なやり方を事前に教わったうえで仕事に着手した方がよい結果が出て、周りからも評価されることがわかっていないのです。
仕事ができるできないという評価は、成果と効率性だということをしっかり認識させて下さい。そのためには、仕事の指示の出し方がポイントです。
ある業務の内容を初めて指示を出すときに、やり方(課題解決までの方法)を具体的に説明し、「まずはこのやり方でここまで進めて下さい。そこまで終わったらいったん声をかけて下さい。確認後、次の指示を出します。」と細かいプロセスごとに確認し合います。
終了した後に、「指示通りの進め方で効率よく進んだと思います。何か疑問点はありますか?次に同じような業務が生じても自分で進められますね。」と理解の度合いを確認します。
これを繰り返していけば、他人とのペースを合わせながら仕事も身に付いてきます。
周りをみながら仕事をしなさい、というのではなく、最初から周りと組んで仕事を進めていくプロセスを作ってあげましょう。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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