中途採用がうまくいきません。採用してもすぐに辞められてしまいます。
即戦力にならない人を採ろうとは思いませんが辞めるひとが続出すると選考や入社後の教育をする手間や費用も無駄になります。定着率と戦力化、どちらを優先して選考すべきだと思いますか?
定着性と戦力化の両輪が必要ですが、仮にどちらかだけを選択するのであれば戦力化です。戦力にならない人がいくら定着しても意味がありません。
早期に辞めてしまう=他に行く能力がある and 猛烈にその環境で働きたくない
この図式なのでこの場合定着性の改善をすれば良いと思います。
- 抜群に良い待遇というのは既存の社員との差が出たとしても有効です。高い目標(コミットメントライン)を設け、達成したら年俸いくらというやつです。
- 辞めた社員や辞めてしまう社員に対してアンケートやヒアリングをして改善ポイントを見つける(常套手段ですがあまり有効ではないケースが多い)。
- 中途入社で成功した社員をメンターに付ける。
- 入社直後は優れたマネジメント(定着性の高い部署)を発揮している部署に配属する。
これらの案を試してみてください。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役