経営統合により、今後管理職の受け入れと研修を行うことが当社の喫緊の課題となっている。これまでの仕事のやり方も経験も違う人たちをどのようにまとめればいいのか検討がつかない。何に重点を置いて取り組むべきだろうか。
過去に縛られてまとめる必要はありません。
経営統合の目的、狙いに沿ったこれからの経営の方向性に必要な管理職としての能力、人材要件を作成し、現管理職メンバーについてアセスメントを実施して選考して下さい。
過去、管理職として経験があっても、今後の経営戦略実行についてこれなければいったん管理職から外した方がよいと思います。
寛大な融和策は、将来に禍根を残します。経営統合の目的を考えれば、管理職全員がそのまま仲良く残るよりは、経営統合後に新しく管理職として活躍する人材を抜擢していくべきでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長