16卒採用での時期変更について、結局早く内定を出した方が良い人材が採れるのでしょうか?
内定出しの時期と「良い人材」を採ることはイコールではありません。早くから採用活動を開始しても「良い人材」を採用する仕組み自体ができていなくては意味がありません。まずは適正規模の母集団を形成し、その中から人材要件にかなった優秀な人材を選抜する手法に重点を置くべきです。また「良い人材」に早く内定を出してもその学生が残ってくれなければ意味がありません。御社の応募学生の傾向が他社との併願が多い場合は、内定者フォローなど歩留まり対策も必要です。
ただ日程変更初年度の2016年卒採用では、全体傾向としては早めに(実質的)内々定を出し、内定承諾までは接触を継続する拘束的状況になるのではないでしょうか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長