ハイポテンシャル人材とは何か?また、その見極め方はあるのか?
今よりも上位の職務で会社の期待するパフォーマンスを上げることが出来る可能性の高い人のことをハイポテンシャル人材といいます。幹部候補や次世代リーダーという表現の方がピンとくる方が多いかもしれません。
その見極め方ですが、入学偏差値の高い大学を卒業していること、採用面接時の評価が高いこと、入社以来大きな失敗や不祥事がないこと、総じて上からの評判がいい人であれば間違いありません。というのは冗談です。
以下3つがハイポテンシャル人材の要件と言われています。
- 上位職に求められる能力を持っていること
- より上位職に就きたいという上昇志向を持っていること
- エンゲージメントを持っていること
1は知的能力検査とパーソナリティ検査とによって、2は意欲検査によってアセスメント出来ます。3は評価のためのインタビュー手法があります。
現在の高業績者はハイパフォーマーであって、ハイポテンシャルではありません。上位職に求められる能力を定義出来ないと、この辺りが曖昧になってしまいます。米国CEB社の調査ではハイパフォーマーを上位職に上げた際の成功率は15%です。きちんと要件を定義し、客観アセスメントを実施することが成功率向上の秘訣です。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員