コラム

続・人事部長からの質問

2015/11/24Q.1822

経営層から就職情報媒体への掲載をすべて止めろと言われております。当社は母集団形成に苦戦する企業なので、媒体は必要だと感じます。どう上を説得すれば宜しいでしょうか。

B to Bの企業さんは、どうしても学生の認知度が低いので母集団形成に苦労します。
何らかの新卒媒体は使用しておきたいという気もわかります。
上の方は、媒体にいくらコストを掛けても採用できる保証はないとお考えなのでしょう。媒体は高すぎると思っているのではないでしょうか。
すでにおやりになっているとは思いますが、応募学生に何をみて御社をお知りになったのかのアンケートを取って下さい。掲載した新卒媒体の比率はどの程度でしょうか。媒体より、御社の企業ホームページや大学、先輩、知人からの紹介といったものの比率が高い場合は媒体の利用の仕方や掲載そのものの見直しも必要かもしれません。
また採用予定数が少ない場合は、自社採用ページだけで対応も可能ですが、16卒採用のように日程が変更になった場合は、自社の採用ホームページを状況に合わせて臨機応変に作り込んでいったり選考に合わせて学生情報を管理運営していくこともかなりの負担になります。学生や他社の動きといった周辺情報の収集も必要になります。
媒体を利用しておけば、そうした点も含めて運営が可能で、未応募の学生、応募済みの学生へのDM対応、メール対応も柔軟に対応できます。採用案内ツールを制作する代わりに掲載情報を活用するといったやり方もあります。
トータルに考えれば採用コスト面からもかえって得という場合もあります。
上の方には、採用全体のコストメリットをご説明してはいかがですか。媒体掲載料としていくらではなく、新卒採用支援コンサルタントとしてこの価格、内容でお付き合いすれば、採用担当者1名分のコストを削減できます、というような説明です。
現状を分析して、御社の求める学生層に強い媒体社を探し、いろいろな提案をもらってみましょう。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

質問をする

おすすめのタグから探す

メールマガジン登録

日本エス・エイチ・エルのメールマガジンではタレントマネジメント・人材採用に関する様々な情報を発信しております。

メールマガジンに登録する

組織人事や採用の問題解決は
日本エス・エイチ・エルに
ご相談ください

サービスをもっと知りたい方

資料ダウンロード

サービスの導入を検討している方

お問い合わせ