近年業種を問わず、社員に求められる能力が共通化していっている様な感覚を覚えます。
そんなことはありません。
あらゆる仕事は専門化・複雑化しています。このような環境下での求められる能力は、仕事により独特なものになります。
少年野球チームで一番うまい子はピッチャーで4番打者です。他の子よりも少し優れた運動センスにより、ピッチングもバッティングもこなせます。プロ野球はどうでしょう。ピッチャーで4番打者は、ほぼおりません。この違いは、レベルの差です。
少年野球の世界では、ポジションを問わず共通の運動センスが求められますが、ハイレベルなプロ野球の世界では、役割ごとに高度な専門性がなければ話になりません。しかしながら、高度な専門性さえ持っていれば、別のチームでも同じ役割での活躍が期待できます。この点を見ると特定の高度な職務スキルを持つ人は、業種を超えて同じ職種で活躍が出来ると考えられます。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。