マネジメントの立場を目指さないという働き方についてどうお感じになるか考えをお聞かせください。
少子高齢化。第一次、二次産業から第三、第四次産業へといった社会構造・産業構造の変化がどんどん進みます。
今後は多様な働き方がどんどん広がっていくと思います。当然、終身雇用、年功序列といったことを意識せず、自分にあったおもしろい仕事ができるならそれでOK。めんどうなマネジメントには関わらず仕事を続けていければという人も増えてくるでしょう。総合職採用ではなく職務別採用や専門職採用の場合は、そうした傾向も強いかもしれません。
ただ、まだマネジメント職が会社として一定の評価をもらえている人たちの立場で処遇も上がっていくというのが一般的です。待遇面で少々差があってもマネジメント職にはこだわらないというのはなかなか難しいかもしれませんね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長