人事関連業務に就く者が読んでおいた方がよい本はありますか?
この手の質問が来ると、自分は必ず新潮文庫の100冊のようなものを読むべきと回答します(学生の質問にもそう回答しています)。
数冊の本で何かを体得できるというほど社会は甘くありませんし、可能であればひたすら乱読して視野を広げるほうが業務の幅が広がるからです。
知識を増やすと視野が狭まり思考が固定化しますが、それを壊していくのも読書や冒険(自分自身で未知を体験する)の醍醐味。それを知る上でも最低限の土台として100冊くらいは読んでも罰は当たらないと考えています。
費用がもったいないと考えるなら図書館の活用やAmazon Kindleに大量の青空文庫があるのでそれを読み漁るのもよいと思います。自分は「本棚を整理(書籍の取捨)するときに人は人生を振り返る」と考えており、その価値があると思っているので本の購入をお勧めしておきます。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役