コラム

続・人事部長からの質問

2016/10/31Q.2048

大手企業を中心にインターシップからの採用をしている企業が増えているという噂を聞きましたが、知名度のない企業はどのように対抗すればよいのでしょうか

大手企業がより学生との距離を縮めている中で、知名度のない企業はどのように自社に適した人材を採用したらいいのかという切実なお悩みです。
知名度を向上させるためには、とかく金がかかります。金が無いなら知恵を絞れというのは経営トップの常。
知名度が高まると応募者を増やすことができます。応募者を増やすと自社に適した人が多く含まれる可能性が高まるとともに、選考のためのコストが増加します。望ましいのは、自社に適した人だけが少人数応募してくれることなのです。もし、自社に適した人の属性を特定でき、その人達だけを振り向かせる方法があれば、知名度向上よりもはるかに投資対効果を期待できます。

まずは、自社に適した人(ターゲット)がどのような人であるかについて詳細な調査が必要です。現在の高業績社員に対して適性検査を用いた分析を行うことで詳細に求める人材要件を定めることが出来ます。次にターゲットは誰かを特定します。個人を特定できることが望ましいですが、それが出来ない場合は、多く含まれる集団を特定することでも構いません。その後、ターゲットに応募を促す働きかけをします。この働きかけについてもあらゆる手段を考えるべきです。最適な採用活動は、10人の応募者を集め、その10人に合格をだせるというもの。このような取り組みを本気で試行錯誤すれば、数年のうちに口コミで貴社の採用活動の知名度は向上し、この取り組みに対して共感を示す応募者が増加します。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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