相手の心象を悪くせずに相手の間違いを指摘する方法はありますか。
面と向かって間違いを指摘されてうれしい人はまずいないでしょう。その程度の間違いは誰にでもありますよとフォローしても同じです。
心象を悪くしないで指摘するにはと考えずに、「このまま間違いを修正する機会を逸するとあなたはもっと大きなトラブルに巻き込まれますから、私があえて指摘させてもらいました」という気持ちを持って指摘することです。その上で、相手から怒られたら諦めましょう。
「私は、こう記憶してましたが、あなたの言うのが正しいのでしょうね」
「そのような言い方もあるかもしれませんが、こうとも言えませんか?」
など、断定した言い方をせず、まず相手にもしかして間違いかもと考えさせる言い回しもありますが、相手にこちらの真意が伝わらなければ意味がありません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長