コラム

続・人事部長からの質問

2017/06/22Q.2203

現在は就活生向けのナビページが出てきて情報をすぐに見られるようになりましたが、 企業情報を取り寄せていた頃と比較して良い点、悪い点は何かございますか。

私が大学を卒業した1980年代初めの頃は、紙の情報誌の添付の会社資料請求はがきを出すところから就活が始まりました。もちろん大学の就職部に貼り出される求人票も見ましたが、会社についての情報は求人票ではあまりわかりません。送られてくる情報誌に載っている全ての企業を研究することはできませんし、会社説明会などの応募情報は、個別に会社から届く資料をもとにするしかありませんでした。

就活サイトがある現在は、数万社規模の求人情報にいろいろな検索ワードで簡単にアクセスでき、応募もそのままWeb上からできます。企業の採用情報がオープンになりどの学生でも応募できる環境になった点は良かったと思います。ただ逆に企業規模やブランドだけで応募する層が増え、企業側の採用コストが増えるというデメリットも産んでいます。

実際のところ、就活サイトが無かった頃と比較してもあまり意味がないのではないでしょうか。ネット社会になり、就活、採用選考システム自体が大きく変化しました。就活に限らず、日常的に膨大な情報へのアクセスが可能になった中で、いかに正しい情報を選択して有効に活用していくかが問われていると思います。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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