ブラック企業、ホワイト企業という言葉をよく耳にしますが、そうしたレッテルに意味はあるのでしょうか。個人的に、仕事は善し悪しで判断するものではないと思います。
まずブラック企業、ホワイト企業の大きな定義は「サービス残業」等の労働基準法違反です(ほかにも安全確認や最低賃金などもある)。基本はそこ。労働基準法の違反にレッテルの意味があるのです。仕事の内容ではありません。
日本の労働基準法は世界の先進国水準から見ても極めて労働者にとって不利にできており、またそのことを教育等一切しないために「ブラック企業」などというレッテル貼だけで済んでいるとも言えます。仮にアメリカなら巨額な訴訟問題に発展しているでしょう。
ここから先は政治的な話になるので控えますが、自分はこういう日本の悪い部分を変えたいという想いを昔から強く持っています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役